「結婚相談所は、追い詰められた人が行く場所」——20代後半の男性でこう感じている人は多いと思います。私も29歳で入会する直前まで、心のどこかでそう思っていました。
この短い記事で伝えたいのは1つです。「結婚相談所=最後の手段」はほぼ思い込みだった、ということ。29歳・アプリ7年→IBJ加盟相談所4ヶ月成婚を経た今、20代後半で迷わず使っていい場所だと考えています。
H2-1:「最後の手段」と思い込んでいた頃の自分
29歳で入会する前の私は、相談所に対して、こういうイメージを持っていました。
- アプリで全然うまくいかなかった人が、しょうがなくたどり着く場所
- 30代後半〜40代の人が、駆け込み的に行く場所
- 「ガチすぎ」「重い」「引かれる」場所
- 友達には言いづらい場所
完全に偏見ですが、20代の自分の中ではこういう像が先行していました。「相談所に行く=アプリで負けた」みたいな感覚もどこかにあって、それが入会まで踏み切れない理由のひとつでした。
ただ、実際に入会してみて、このイメージはほぼ全部ひっくり返りました。
H2-2:実際に入会してみて分かった4つのこと
1. 会員層は「むしろ主体的に動いている人」が多い
これがいちばん意外でした。
私が出会えた方は、年収500万円以上で、本業のほかに副業や独立、資格取得、執筆など何かしら活動的に動いている方が多かったです。「相談所=何かにつまずいた人」という像とはむしろ逆で、「結婚を真剣に考えている、動ける人」が集まっている、という感覚でした。これは相談所のステータスというより、「結婚を真剣にやろう」と決めて動ける人が、自然と相談所に集まる結果なんだと思います。
「最後の手段でたどり着く場所」というイメージとは、会員層の実態がまるで違っていました。
2. アプリと相談所は「役割が違う」

会員層の主体性が違うのは、そもそもアプリと相談所で「場の役割」が違うからだと、活動を経た今は思っています。
私個人の体感ですが、マッチングアプリで会った約50人と、結婚相談所で会った10人を比べると、初対面の会話の温度から違いました。アプリは「とりあえず会ってみる」「なんとなく」という受け身の人が多かった一方、相談所は「結婚を本気で考えて、自分からここに来ている」という主体的な人が多かったです。
7年アプリを使って思ったのは、アプリは出会いの広さ・気軽さの面で、恋人をつくる場としては十分に機能する、ということ。ただ、結婚相手を見つける場としては、相談所の方が機能する、というのが私の実感です。「恋人をつくる場」と「結婚相手を見つける場」で役割が違う、という整理です。
もちろんアプリにも主体的な人はいるし、相談所にも受け身の人はいます。数字で証明できる話でもありません。ただ、私の場合は20代後半で「結婚相手を見つけたい」にゴールが変わったタイミングで、場を変えるのが正解だった、と今は思っています。
3. 20代後半で来ている人は普通にいる
「相談所は30代後半からの場所」というイメージも、実態と違いました。
20代後半で入会している男女は普通にいるし、最近は20代前半から入会する人も増えてきている実感があります。私が会った方の中にも20代の方は何人もいました。迷わず動く人ほど、選択肢の多さの恩恵を受けやすい、という構造もあって、20代後半、あるいは20代前半から来るのはむしろ理にかなった選択です。
これは個人の感覚ではなく、データでもはっきり出ています。IBJ公式の『成婚白書2024』によると、IBJの新規入会者数は2019年比で20代が約2.5倍、30代が約1.8倍に増えており、特に20代の伸びが大きい。さらに、女性の20代の成婚率は最も高い区分で70%、最低でも45%と、年齢が若いほど成婚率が高い構造になっています。「20代だから相談所はまだ早い」のではなく、むしろ20代で動いた人ほど結果が出やすいというのが、データから見える実態です(出典:1万人超の婚活データを分析した『成婚白書 2024年度版』公開(IBJ公式))。
さらに直近の『成婚白書2025』では、過去5年(2020→2025年)で20代男性は約3.4倍、20代女性は約1.9倍と、20代男性の伸びが大きいことが追加で示されています。成婚ピーク(最頻値)の年齢も、男性34歳・女性30歳と、30代に入る前後の層に厚みがあります。「20代後半は相談所には早い」のではなく、むしろこの年代で迷わず動く男性が一番増えている、という数字感です(出典:2025年 IBJ 成婚白書、株式会社IBJ)。
4. 「最後の手段」ではなく「自分のスタイルに合う場所を選び直しただけ」
入会してから自分の中で言語化できたのは、これでした。
私は「アプリで失敗したから相談所に逃げ込んだ」のではなく、「自分のスタイルにアプリが噛み合わなかったから、噛み合う場所に変えた」だけです。私の場合はアプリの自由さが逆に消耗を生んでいて、相談所の構造的な仕組みの方が噛み合った、というだけのことです。
「最後の手段」という語感は、活動の実態とは合っていませんでした。
H2-3:20代後半で「迷わず使う」と決めた理由
私が「迷わず使う場所として置いておけばよかった」と思っている理由を、3つに分けて書きます。
理由1:消耗は累積する
アプリで疲れる感覚は、1ヶ月単位なら軽いんです。月数千円、週末2〜3時間。ただ3年・5年・7年と積み上がると、累積で相当の量になります。
7年振り返って、私が一番きつかったのは、返ってくるかわからない相手にいいねやメッセージを送り続けることでした。1日10いいね送って反応が返ってくるのは1〜2件、そこからメッセージが続くのはさらに少ない。1件は数十秒でも、「これ、返ってくるんだろうか」という不確かさを毎日積み上げると、じわじわ削られていきます。
一方、結婚相談所はお見合いを申し込むと、数日以内にOKかNGの返事が必ず返ってくる。受諾されればお見合い、拒否されれば次へ、という明確なフローがあります。同じ「断られる」でも、結果が見える状態で動けるのは、想像以上に楽でした。
消耗は、貯金のようにコツコツ積み重なる。20代後半で「最近、消耗してきたな」と感じている人は、すでに累積が効き始めているサインかもしれません。
理由2:迷わず動いた方が選択肢が広がる
これも構造的な話です。
相談所の会員データベースは、年齢層ごとに人数の偏りがあります。若い方が申し込みやすい・申し込まれやすいのは男女問わず共通の構造で、迷わず動くほど、選択肢が広い状態でスタートできる。
「30歳になってから」と先延ばしにする選択は、自分の選択肢を狭める方に作用します。20代後半で動いておけば、自分が動ける範囲も、相手から動かれる範囲も、両方が広い状態で活動を始められます。
理由3:「いつでもやめれる」と思えたから動けた
私が迷わず動けた一番の理由は、ここかもしれません。入会を「一生コミットする決断」とは思っていなかった、ということです。
入会を検討し始めた頃、私は「合わなかったら、いつでもやめれるな」と思い始めました。相談所は途中退会できる仕組みだし、3ヶ月だけ試してみて、噛み合わなければアプリに戻ればいい。婚活の方法のひとつとして、軽く試せる選択肢として捉えていました。
このスタンスでいられたから、迷わずに踏み出せたんだと思います。「入会したら引けない」みたいな構えで考えていたら、たぶん私もあと半年は迷っていた気がします。
入会は、一度決めたら終わりの選択ではなく、合わなければ戻ればいいだけの選択です。この軽さに気づけるかどうかは、わりと大きいと思います。
H2-4:迷わず動いて分かった「3ヶ月で結果が見える」という事実
私の場合、入会から成婚退会まで4ヶ月でした。これは決して特別早いケースではなく、自走で動ける20代後半男性なら、3〜6ヶ月で結果が見えるのは普通の範囲だと思います。
これに気づけたのは、入会してからでした。それまでは「相談所に入ったら、長期戦で大変そう」というイメージの方が強かった。
実際に動いてみると、
- IBJのシステムでお見合いが組まれる速さ
- 真剣度の足並みが揃った相手と話すスピード感
- 仮交際から真剣交際に進む3ヶ月のリズム
これらが組み合わさって、動き始めれば短期で結果が見える設計になっていることが分かりました。
「最後の手段」という語感が示唆する「重い・長い・大変」というイメージは、少なくとも私の活動実態とは違いました。
H2-5:まとめ|「迷わず選択肢として置いておく」だけでいい
アプリと相談所は、どちらが上ということではなく、「自分のスタイルにどちらが噛み合うか」だけの話だと思っています。アプリで幸せになっている人もたくさんいますし、私の場合はたまたま相談所の方が噛み合った、というだけです。
ただ、20代後半でアプリに少し疲れている人に、ひとつだけ伝えたいのは、「結婚相談所=最後の手段」というイメージは、ほぼ思い込みだった、ということです。
- 会員層は「動ける人」が集まっている
- 20代後半に加えて、20代前半からの入会も増えてきている
- 「最後の手段」ではなく「自分のスタイルに合う場所を選び直しただけ」
- 消耗は累積するので、迷わず動いた方がいい
- 迷わず動いた方が選択肢が広い
- 合わなければいつでもやめれる、軽く試せる選択肢でいい
この6点が、入会してみて分かったことです。
「相談所は最後の手段」という思い込みで判断を遅らせると、自分の選択肢を自分で狭めることになります。選択肢としてフラットに置いておく、それだけで十分です。動くかどうかは、その上で改めて決めればいい話だと思います。
切り替えの判断軸については、別記事で詳しく書きました。
→ 関連記事:マッチングアプリ7年で疲れた20代男性が結婚相談所に切り替えた本音|切り替え判断軸を解説
→ 関連記事:結婚相談所の入会面談で実際に聞かれたこと|マッチングアプリ7年→4ヶ月成婚した男性が、面談前に整理しておくべきことを書く


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